スケジュール
1日目▶皆田出荷場見学、福祉施設見学(百姓一輝),無茶々園概要説明、夕食交流会、;「あけはま~れ」泊
2日目▶みかん収穫体験(チョコボラ)、佐藤真珠でアクセサリー制作体験、祇園丸でちりめん説明
佐藤真珠で青すじのり養殖見学▶松山に移動 道後温泉本館にて入浴、参加者交流会「すし丸」
;「ドウゴノオヤドいわさき」泊


3日目▶ボランティアガイドで道後温泉散策、昼食「北斗」、松山城組/街散策組に分かれて観光
JR予讃線卯之町駅に到着すると事務局の宇都宮順一さん(2年前の訪問時は新入職員、現在は中核)と昨年校長先生を退職され無茶々園に再就職された滝澤洋さんが出迎えてくださり二日にわたりお世話になりました。前回建設中だった皆田出荷場は、建物や設備に大きな投資をされ、みかんを大切に扱うための工夫がそこここに見られ、働く人にもみかんにも優しいセンターでした。10代の従業員もいて、地域の雇用創出に貢献していると感じました。福祉施設「百姓一輝」の地域住民のニーズにあったきめの細かいサービスや、外国人労働者にも働きやすい環境で素晴らしい取り組みです。「困りごとを事を仕事にする、雇用を生み出す」を実現するため地道に熱心に歩んできた統括管理の清家真知子さん始めスタッフの皆さんの力があってこそと、マンパワーの底力を感じます。
夕食交流会には産地側から7名が参加してくださり、話題も多岐にわたり盛り上がりました。収穫繁忙期に出席してくださった皆様に感謝です。

[参加者の感想] 澄んだ青空のもと宇都宮司さんのみかん果樹園で収穫作業のお手伝いをしました。収穫経験があったのでバンバンカットするぞと意気込んでいましたが、早生みかんは勝手が違いました。目利きが必要で迷い迷いの作業になりました。「私を取って」キラキラオレンジに誘われてカットしたら裏が緑だったりでしたがとても楽しかったです。(中島拓子さん)
みかんの収穫後は、佐藤真珠でアクセサリー制作体験。ブローチの台にパールを接着して完成。台とパール選びに真剣な面持ちで、それぞれの個性が光る思い出深いものができました。佐藤水産で青すじのりの養殖を見学。高知大学の平岡先生と佐藤和文さんが連携して取り組み実用化し、パルシステムでも扱う香り高いふわふわの青のりができました。
[参加者からの感想]真珠貝の核いれの作業は今日までということで、幸せにも見学する事ができました。細かい正確な作業、ほんの少しの狂いで貝が死んでしまうと聞き、熟練の仕事に脱帽しました。真珠の生産が落ちて来てしまい、その代わりの産業に「青のり」に取り組み、高知大学に通い教授との共同研究で特許をとった方法でのプラント栽培と、その努力と意力に敬服しました。 (柿添昌子さん)
次に祇園丸の佐藤哲三郎さんの説明でちりめん加工場を見学。この日は漁が行われず加工の様子は見られませんでした。
[参加者の感想] 天然風味のちりめん(株)網元祇園丸を30分見学。漁に出る人と陸で加工する人が協力し、明浜の「おいしいちりめん、無添加・無漂白・天日干し」を届けています。獲りたてを海水で2~3分茹であげミネラル豊富なまろやか味に仕上げます。今年は水揚げが激減、出漁回数も減り、ひじきやワカメの栽培にも力を入れています。 (稲村典子さん)
最後は松山の観光です。夕方道後温泉に到着、日本で最も古い温泉の一つで本館は国の重要文化財にも指定されている道後温泉本館で、アルカリ性単純温泉の美人の湯につかり旅の疲れを癒しました。風呂上がりに「すし丸」道後店で夕食交流会、同じ体験と時間を過ごし打ち解けて更に親交を深め楽しい食事会となりました。
[参加者の感想]松山といえば道後温泉。早速、坊ちゃんが入浴した道後温泉へ。道後ハイカラ通りの入口にあるからくり時計がタイミングよく音楽に合わせてからくり人形が登場。外国人旅行者が歓声を上げていました。温泉は明治に竣工した瓦屋根の木造3階建て、重要文化財です。皆でレトロの深めの浴槽で肩まで浸かり、心も体も温まりました。 (松沢洋子さん)

最終日は松山を堪能しました。朝からボランティアガイドさんの案内で街を散策しました。昼食を予約してあった「北斗駅前店」に入ると、なんと!!!そこで待ち構えていたのは
知った顔、宇都宮順一さん。送迎していただいた車の中に、革ジャンを置き忘れた人がいて、、、それをわざわざ届けてくださったのです。片道1時間40分距離90kmの道のり、車をとばしてお忙しい中本当に感謝感謝でした。
[報告者所感]あったかキャッチでの「無茶々園訪問」は一昨年5月に続いて2回目。前回の交流で“産地のお役に立ちたい”という会員の声から今回のメニューに入れたのが「チョコボラ体験」(ちょこっとボランティア)です。参加者はシニアが多く、しかも移動時間を入れると作業時間は1~2時間。受け入れ農家さんにとってどうだったのか?気になるところです。今後の課題となりました。
体験したことを語り商品の良さを伝えるのがお世話になった産地へのお返しと、皆さんお土産も沢山買いました。重たい瓶物やみかん類はネット通販を楽しみに無茶々園を後にしました。産地の皆様大変お世話になりありがとうございました。(報告:齋藤文子)


