【報告】

大紀コープファーム柿収穫に初参加!

· ツアー報告

毎年恒例の奈良県五條市の産地、大紀コープファームの柿収穫が今年も10月6日〜13日、7名が参加して行われました。私は10月10、11日の2日間参加しました。

あったかでも長く続く援農企画ですが、各人の断片的な情報しかなかったため、「私でも役立つかな?どんな作業なのかな?」という疑問や不安はあったものの思い切って参加しました。

バスタ新宿から夜行バスで直行もできますが、体力温存、奈良観光を加えたため、新幹線とJRで五条駅へ。朝、バスで到着の皆さんと合流し、産地の森本さんがお迎えに来てくれました。

作業は朝8時から夕方5時まで。途中、1時間の昼休憩です。宿舎の王隠堂家の研修所で、長袖、長ズボン、長靴を履き、早速、圃場へ。

 毎年参加の常連メンバーは脚立に乗って作業していますが、膝に不安のある私は、手の届くところの柿を専用のハサミで切り、腰に下げたカゴに入れていきます。作業は、慣れたメンバーが細かく教えてくれるのでゆっくりながらもなんとかできました。カゴが柿でいっぱいになると、なかなか重く20mほどのトラックまで運ぶのが一番重労働でした。

 この日の夜は生産者や関係者の皆さんと交流会です。天地のテラスカフェの若きシェフの中華料理三昧、美味しさに驚きでした。

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翌日は柿一筋38年、仁志さんの圃場へ、平坦な土地、座布団のように四角く形の揃った柿が太陽に輝き、美しく作業も捗ります。

 「休みがないのが辛い」とのことでしたが、私達の手伝いは「あるとないとでは大違い」と言っていただき嬉しかったです。(私はたった2日ですが)

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作業後は皆で買い物をして、夕食作りなど合宿のようで楽しかったです。

 創始者の王隠堂氏が1960年代、大阪への行商で生協関係者と出会い有機農法へ転換、現在はご子息がゆしおファームとしてグランピング施設やカフェ、サウナなどを展開、さらに進化させています。

 王隠堂という名字は、南北朝の戦いを逃れた後醍醐天皇を匿って賜ったという壮大な歴史ロマンから始まる大河ドラマのような物語のある産地でした。(竹村京子)

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