11月19日、鎌倉駅で集合。鎌倉は観光客で多く混雑していました。1日乗車券「のりおりくん」を購入して、江ノ電に乗車。一つ目の和田塚駅で下車。ここ和田塚は和田義盛と北条義時の和田合戦の地です。合戦で和田一族は敗北しました。道の途中、その和田一族の墓がありました。海岸方面に20分ぐらい歩いて行くと由比ガ浜が見えてきます。秋晴れのなか、波乗りのサーファーやサーフィンを担いで歩いている人と出会いました。海のない埼玉県とは違った光景です。海岸沿いを歩くこと20分。長谷駅に向かいました。そこから江ノ電に乗り極楽寺駅で下車。電車の中は観光客でぎゅうぎゅう詰めでした。
極楽寺は線路沿いにあり、山門が小さく、小さなお寺のように見えましたが、案内人、野中さんに説明していただきましたところ、全盛期は金堂、講堂、十三重塔などの他に49の堂塔を備えた大寺院でありました。合戦や火災、地震等により、今では山門と本堂を残すのみ。創立者(開基)は北条義時の三男、重時です。1259年に創設されています。寺院が極楽の地となるように「極楽寺」と名付けられたとのことでした。普段見ることのできない本堂を見せていただきました。本堂の中には釈迦如来坐像や十大弟子像が並んでいまして、威圧感を感じるほどでありました。
極楽寺を後にし、30分ほど歩いて稲村ケ崎に着きました。ここからの見る富士山と海とのコントラストが最高でした。この海浜公園で食事をとり、一休み。その後、稲村ケ崎駅から乗車して腰越駅で下車。駅のすぐそばに万福寺がありました。万福寺は、源義経が兄(源頼朝)との和解のため兄への手紙と書いたお寺です。この文の下書きをしたのが義経の家臣の弁慶と伝えられています。境内には弁慶が腰かけた石や弁慶の腕試しの石が置いてありました。
鎌倉高校前ではスラムダンクの人気スポットがあり、若者が多く来ていました。腰越駅に戻り、解散となりました。今回は、あったかキャッチボールに入会して初めての方も参加してくれました。江ノ電に乗り鎌倉のお寺を散策でき、湘南の海を満喫できる旅でした。