日ごろのご支援感謝しております。
5月31日に第23回総会を豊洲文化センターにて開催しました。正会員24名中12名の書面議決と本人出席12名、正会員24名全員にて本総会の議決を行いました。1号議案から5号議案までの全議決をお諮りしたところ、すべての議案が承認されました。賛助会員さんも総会オブザバーや講演会に4名が出席してくださいました。総会の後に会員で役員にもなっていただいている、木下侃氏の「食と農における町づくりと地域間交流(軽米町)」の講演もありました。懇親会では対面での交流に賑やかに会話が進み、近況報告に笑顔があふれていました。貴重なご意見や交流のヒントもいただき、楽しい時間となりました。NPO法人あったかキャッチボールへのご支援、つながりを感じる機会となりました。本当にありがとうございました。
今年度もあったかキャッチボールから楽しい交流企画のお知らせをお送りします。ご都合がつきましたら、是非ご参加ください。また、皆様にお会いできることを楽しみにしております。どうぞ皆さま、心身に十分気を付けて頂き、ご自愛頂きたいと思います。


2026年5月31日
食と農における町づくりと地域間交流(軽米町)
<自己紹介>
〇長崎県出身、2006年全農を定年退職後、全農パールライス(2006年~2008年)
(全農での業務内容)・園芸部では青果、加工品の産地、商品つくり
・大消費地販売推進部では、全農グループ横断的な取り組み
・米、農畜産物加工品の生協・量販店・業務用向けの開発と売り場づくり
・全国生協の統括窓口、全農・子会社の業務管理
〇㈱軽米町産業開発事務局長(2008年~2010年)、首都圏事務所長(2010年~2017年)2017年4月からアドバイザー(現在に至る)
<グリーンツーリズム(都市と農村の交流)>
交流を通して軽米町の良さを理解する理解してくれるファン、応援団を作ること「物を売るより軽米町の風土、文化、歴史、産物を売る」
パルシステム生協・あったかキャッチボール、組合員さんと一緒に地場産品のPR、消費拡大
【取り組み概要】
①組合員との交流会
・2008年8月:神奈川ゆめコープ
・2008年10月:パルシステムとの産地へ行こう企画
・2009年5月~2025年10月:エゴマ畑オーナー交流会(延べ41回)
②軽米町エゴマ畑オーナー制度
・2009年エゴマ畑オーナー制度設立(2025年度会員数:現在40名、17年目)
③軽米町と一緒に元気かい設立
・2010年10月23日設立(産地交流、首都圏での物産PR等の活動)
④築地本願寺での安穏朝市
・2010年3月設立~2016年12月(7年間、軽米町の農林産物、雑穀、特産品等の出店)
⑤首都圏消費地での雑穀料理講習会
・2009年~2017年 :東京5回、埼玉1回(延べ6回)
⑥パルシステム生協との取組み
・2016年8月~2019年3月:パルシステム生協(ジャスメック)「ぷれーんぺいじ」 (雑穀、エゴマ油、エゴマパウダー等)
⑦東都生協との取組み
・2009年12~2016年8月:アピオス出荷
・2009年:お米(いわてっこ)を東都生協からパルシステムへ取引先移動
二戸地区農協の生産者大会での農薬空中散布の廃止提案
<軽米町の概要>
岩手県の県北、総面積の70%が森林、その半分が広葉樹林
平均200~300mの標高地帯に大半の集落、農林畜産業を中心とした農山村
①主要農林畜産物
水稲(お米、飼料米)・雑穀・葉タバコ ・ホウレンソウ ・ホップ・木炭・乾椎茸 ブロイラー・豚・肉用牛・乳用牛
②軽米町生き生き担い手クラブ(生産者団体)の運営、ジーピーエスへの野菜出荷 (2008年~2018年:インゲン、枝豆、とうもろこし、じゃがいもの4品目)
③飼料米 十文字チキンフーズの鶏糞を活用した飼料米をポークランドのこめ豚、までっここめ鶏
④JA谷田部との連携による椎茸県木の供給による里山再生(2010年11月~)
岩手県は日本一の木炭生産地(林野面積18,970ha)で岩手県北部の生産量は、岩手県全体の約80%生産。軽米町の森林は「ナラの木」が約60%を占め、伐採後の森林では切り株から萌芽(ぼうが)が発生、成長しナラ山に回帰する自然循環型林業 。
<雑穀のご紹介>
軽米町では、古くから焼畑(やきはた)により雑穀を生産してきた畑作地帯で、焼畑は、昭和20年代まで続いた。
昭和62年の軽米町の遺跡発掘調査があり、東北で初めて平安時代(約1,200~800年前)畑跡から米、ヒエ、アワなどのような穀類の種が含まれていた。そのことから、この地方で平安時代からヒエが栽培されたことが推定される。
ヒエは、他の穀物に比べて寒冷に強く、不作も少なく収穫も安定していた。 茎葉は、イネやムギ類に比べて柔らかく、牛馬も好む飼料となった。また、馬屋の敷きわらとして厩肥(きゅうひ)となった。
近年は、アマランサス、韃靼(だったん)そばなど原産地が海外である新たな雑穀の栽培もおこなわれている。(アマランサスは、古代インカ帝国の人々の主要な栄養源として作られていた作物である。)
韃靼そばは、バイカル湖付近でダッタン人(モンゴル人)が栽培しており、現在はヒマラヤのふもとなどで広く栽培されている。
<エゴマのご紹介>
エゴマ一年草のシソ科植物で、東アジア各地で食用や油を搾油するために栽培されている。軽米では、アワ、ヒエ、キビなどと同様に栽培の歴史は古い。「じゅうね」と呼ばれ、伝統食、郷土料理に用いられています。軽米産エゴマを100%使用のエゴマ油は、「生しぼり」圧搾製法で抽出され、オメガ3系の必須脂肪酸(α―リノレン酸)が約60%含まれます。
<木炭のご紹介>
岩手県は日本一の木炭生産地です(林野面積18,970ha)。その中でも軽米町を含め周辺市町村の生産量は、岩手県全体の約80%を占めます。
軽米町の森林は「ナラの木」が約60%を占め約35年周期で伐採されます。
伐採後の森林で、切り株からぼう芽(ぼう)が発生・成長、雑木を抑制しナラ山に回帰します。まさに、自然循環型の林業を営んでいます。